同じ指示でも人によって捉え方は違う?
「現場での指示、しっかり伝わっていますか?」
建設業や製造業、それ以外の業種でも、現場での指示を正確に相手に伝えることは重要です。
ところが、全員に同じ指示をしたつもりでも、それを聞いた人によって解釈が異なる場合があります。
従業員を数人集めて、簡単なゲームをしてみましょう。
まず、全員に1枚ずつ紙を配ります。進行役は、次のようにゲームを進めます。
======= ゲーム開始 =======
「それでは皆さん、紙を半分に折ってください。
次に角をちぎってください。」
「もう一度、半分に折ってください。
そして角をちぎってください。」
「さらに半分に折ってください。
最後にもう一度、角をちぎってください。」
「はい、紙を広げてください。」
======= ゲーム終了 =======
どうですか、同じ指示をしても聞く人によって紙の形が異なっていませんか?
もし、これが建設現場だったら?
出来形不良で手直し工事かもしれませんね。
着工前に周知会を開き、図面や作業手順書を全員で確認しておくことはとても重要です。
指示ミスや思い込みによる手直しを防いで、コスト低減を目指しましょう。
【参考図書】
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